数学ガールを読みました。

結城浩先生の数学ガールを読みました。商品紹介ページはこちら:数学ガール


高校に入ってからほとんど数学の勉強をしなかった僕には,理解できない数式がたくさん出てきましたが,なかなか面白い本でした。
僕がこの本を読んで面白いと思った要素は3つ。

・「僕」とミルカさん,テトラちゃんの人間関係がとても気になる物語の展開
・苦手な数学を,物語を通して楽しめたこと
・結城先生が書く物語の所々に共感できる点がいくつか感じられたこと


この本は何回か読み直すと,その都度に新しい面白さが発見できそうです。僕の場合なんかは,数式の理解が深まって見えてこなかったところが見えるようになるかも。


物語の詳細については,実際に読んでいただくとして・・。僕が物語の所々で共感した点について少しだけ。

「納得することの重要さ」


「どこかで読んだものや,過去に解いたことがベースになっている。授業で習った問題,自分で考えた課題,本に載っていた例題,友人と議論した解法・・・・・・それらが僕の中で,宝物を見つけ出す力・掘り出す力になっている。」


「先生を待つ必要はない。授業を待つ必要はない。本を探せばいい。本を読めばいい。広く,深く,ずっと先まで勉強すればいい」


3つの文章を本文中から引用させて頂きました。これらの考え方って,学問のベースと言えるんじゃないでしょうか。
これまで僕自身,こういう考え方でプログラムの勉強をしてきたこともあって,物事を探求していく上でとても大事な考え方だと納得し,感心しました。


良書です。興味のある方はぜひ読んでみてください。
ちなみに,僕はテトラちゃんに追いつくのに必死でした^^;;