怠慢になろうと思います

今更?って感じだけど,僕は去年コンピュータに自動で作業をやらせるっていう発想を身につけた。


コンピュータを使い,アプリケーション開発に従事してきたのだから,何かしらの人間の作業を「自動化」するという問題には取り組んでいたことになると思うのだけど,

自分の日常生活において頻繁に発生する定型作業を自動化しよう


と考えるようになったのは,去年からなのだ。これまでは(主に他人が使う)モノを作る為のプログラミングばっかりで,自己の「作業」の効率化に目をむけるようになったと言えるのかもしれない。


きっかけはベンチャー企業の立ち上げに加わっていた頃に,Excelに値を入力する定型作業にひたすら時間をかけている人を見てだった。猫の手も借りたい程忙しいときに,大切なリソースがルーチンワークに占有されてしまうのはもったいない。そう思い,Excelの自動入力ツールや,クローラーなど,人間がやっていた作業をコンピュータに自動でやらせるようになった。


繰り返される非効率が目につくようになって,自分がよく使うツールや,プログラムの実装方法とかにも気がいくようになった。非効率は繰り返しちゃいけない。


以前に,小飼弾さんがこんな記事を書いている。

プログラマーの三大美徳 1. 怠慢(Laziness) 2. 短気(Impatience) 3. 傲慢(Hubris)

1. 怠慢(Laziness) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061005/250057/
2. 短気(Impatience) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061005/250058/
3. 傲慢(Hubris) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20061005/250042/


僕が上述したことは,まさにプログラマーの三大美徳の内の「怠慢」にあたるわけだ。


僕にはこの怠慢がまだ反射神経くらいのレベルでは身についていない(そこまでやる必要があるかどうかは謎だが)。例えば,何か良く使うアプリケーションがあって,それがフォルダをいくつも開かないと起動ができない場合でも,気づいたら毎回そんなことをやっていたりする。ショートカットを作るとかキーボードのキーに起動トリガーを割り当てるとかすれば良いのにも関わらず。


まぁ,ミクロなレベルまで全てのことに反応してたらキリないんですが,今年は今よりも怠慢さに磨きをかけようと思うわけです。


2008年の抱負。怠慢になるぞ。