コミュニケーションスキルについて

今,コミュニケーションスキルの改善というテーマの課題をやってます。
それで最近 自己分析をしているんだけど,果たしてその分析は正しいのかどうか検証するために友人に僕の良いところ・悪いところを聞いてみました。何を言われるか分からないし,なかなか勇気のいることではあったんですがw

すると,とても的確に僕の良いところ・悪いところを教えてくれました。


■改善した方が良いところ
表情がかたい
個人的な意見なのに、言い方が言い切りすぎなときがある
相手の考えに対して、無表情でアドバイスするから批判的にとられる(無駄な対立を生むw)
たまにやけど批判に具体性がないときがある
コミュニケーションをとりやすいムードをつくるのが下手

■良いところ
論理的に説明できる
相手の知識レベルを理解してわかりやすく話せる
感情的にならず、冷静に対処できる
言ったことはしっかりやりきるから信頼できる(有言実行タイプ)


今日,このもらった意見を見ながら考えていて思ったことは,就職活動の際に選考の過程でやったグループディスカッションでは本物のコミュニケーションスキルについてはほとんど測れないんじゃないかということ。

就職活動の選考でやるグループディスカッションでは,協力体制のもとで生産的なムードで行われるため,基本的に誰かの意見に誰かが対立して議論がヒートするということはない(中には協力体制に加わらず,邪魔してくるやつもいるが)。では,そういった環境の中で測れるコミュニケーションスキルとはどういうものだろう。


・人の話を聞くことができる
・人の話を正しく解釈して,自分の意見を加えられる
・他者に話を振ったりして,議論を発展させることができる
・人に分かりやすく話をすることができる
・顔の表情や会釈,ボディーランゲージなどが有効に使える


くらいだろうか。実際には,企業の審査基準などがあってこれ以外のところもいっぱい見ていると思う。上記の洗い出した項目を見ていると,これは基本的なコミュニケーションスキルでしかないことが分かる。社会人としてやっていくなら,これくらいの対人関係はできないと的な。

議論をすることが前提のディスカッションにおける,コミュニケーションスキルは就職活動でやるグループディスカッションでは図れないのだ。議論というのは,結論を出さなければいけない。無論,就職活動のそれでも結論は出すが,実際に企業で行われるディスカッションでは出される結論が会社の業績や命運にかかっているのだから,当然議論もヒートアップするときはするはずだ。そんな時,いかに上手く結論に導くかというところで,発揮しないといけないのがコミュニケーションスキルではなかろうか。

生産的に。的確に。無駄な対立を生むのではなく,あくまで目的は結論を導き出すために。自分の主張を守るのも必要だし,相手の意見を尊重することも大切。厳しい議論の中で,参加者が最善だとコミットできる結論を導き出せるようにコミュニケーションをしていかないといけない。

つまり,友人からもらった意見から察するに,本気で行われる熱い議論を進めていく際のコミュニケーションスキルが僕は身につけられていないということ。就職活動でやったグループディスカッションくらいで満足してちゃダメだ・・orz